【現代アート】「勇気を出す時」

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作品サイズ：F20(72.7cm×60.6cm)
使用画材：アクリル絵の具、オイルパステル、マーカー、木製パネル



その昔
神様が十二支の順番を決めるのに
1月1日に自分の元へどれだけ早く集まれるかを動物達に競争させて
その競争に基づいて、十二支の種類と順番が決定されたのが十二支の由来とのこと。
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僕、こういうの全然知らなくて笑
なるほどなぁと思いました。
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そこから色々イメージして
牛の背中に乗ったネズミのことを考えると
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きっと
すごく勇気を出したんやろうなぁと。
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自分は色んな動物達の中で圧倒的に小さい
普通に勝負してたら勝てるわけがない。
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それでも
「1番になりたい」と思ったネズミ。
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だったら
「牛の背中に乗ろう」
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そう思ったのかもしれません。
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もちろん他の動物から見れば
「卑怯やぞ！」と言われそうですが
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神様もそういうことをしたらアカンとは言ってないし
1番になるためにネズミなりに考えての作戦。
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これって今の世の中にちょっと似てる気がしました。
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昨今「炎上した」だなんだと騒がれて有名になったりしてる人もいますが
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ユーチューバーなんかも叩かれている人も結構いる。
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でも
結局そうやって勇気を出して奇抜なことをやってみたり
人とは違うことをやった人が
有名になったり活躍してる気もする。
(活躍し続けられるかは別として)
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スポーツでもアートでも
芸能界でも会社の中でも
自分の人生の中で
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批判されることを恐れず
勇気を出して行動した人が欲しい結果を手に入れる
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それは揺るぎないかもしれない。
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奇抜な色はあまり使わず
僕が好きでよく使う赤も今回は使わず
黒やグレーや青系をたくさん使ったのは
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「よっしゃぁ！やるぞーー！！」という
一時的に盛り上がる「情熱的な勇気」よりも
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「……よしっ、やるぞ」という
青く燃えるような「冷静な勇気」の方が
意外と長続きするんじゃないかと思ったから。
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「続けること」に「本物の力」は宿る。
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牛の背中に乗ることを思いついた
競争する前日の夜。
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ふと上を見上げて
「…よしっ」と作戦を実行しようと決めて
静かに勇気を出したネズミ。
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そんなネズミを書いたから
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タイトルは「勇気を出す時」。
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そんな思いを込めて書きました。





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撮影：Aozoraphotograph